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■JA福祉事業の取り組み強化

 JA熊本市は9月8日、第4回福祉フォーラムを市内で開き、組合員やJA関係者ら約160人が福祉について考えました。

 村上一也組合長が「これまでJAを育んでもらった組合員の方々に福祉事業で恩返しするのはJAの使命であり、取り組みを強化したい」とあいさつ。JA助け合いの会の中山ミネヨ会長も「高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らしていけるよう一層努力していきたい」と続けました。

 JAくま福祉の里「木綿葉」の北川かほりセンター長が講演。県平均を上回る管内高齢化率の高さや、JA介護事業での職員20人の配置状況を示し「地域を支えてきた方々を手助けするのはJAの使命」と指摘。その上で、「利用者のニーズを捉えた福祉事業の展開が大事」とし、「訪問・通所介護や居宅介護支援事業に加え、短期宿泊も可能な有料老人ホームの開所が利用者の広がりを生んだ」と事業にもたらした効果を例示しました。

 また、北川センター長を交え村上組合長や中山会長ら6人をパネリストに「JA熊本市が取り組む高齢者福祉活動」と題し討論。助け合いの会を軸に現在7グループで行っているミニデイサービスの拡大と並行し、JAが3カ年で計画する通所介護施設の設置を視野に、福祉事業の展開方策などで意見を交わしました。

 フォーラムでは、落語家の三遊亭遊馬師匠によるJA共済主催の交通安全落語や、JA助け合いの会ミニデイグループ「二岡の会」(小山戸島地区)による活動内容の発表もありました。

約160人が福祉について考えた
JA福祉事業の役割や展開方策などを討議するパネリストら