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■福祉をJA全体で考える

 JA熊本市は9月3日、市内で第3回福祉フォーラムを開き、組合員はじめJA関係者ら約160人が福祉について考えました。
 村上一也JA組合長が「福祉事業についてはJA全体で取り組むべく、役職員一体となって取り組みを強化したい」とあいさつ。共催した同JA助け合いの会の吉住一子会長も「高齢者をいかに支援していくかが私たちに課せられた使命。地域に根ざした活動の展開で貢献していきたい」と続けました。
 (有)地域ケアプラン研究所「海」の大石逸子代表は講演で、老化によるもの忘れと認知症との違いを特徴の比較で説明。「さまざまな症状を理解した上で、介護においては住み慣れた居場所や馴染みの人間関係など安心して暮らせる地域環境が重要」と周囲でのエピソードを事例として紹介。更に「この要素をもっているのがJA」とし、高齢社会におけるJAの役割を訴えました。
 大石代表を交え村上組合長や吉住会長ら7人で、「なぜJAが高齢者福祉に取り組まなければならないのか」と題しパネルディスカッション。今後ますます組合員の高齢化が進むJAの福祉事業に対する展開方策などで意見を交わしました。
 事例発表では、助け合いの会ミニデイグループ「白浜いちょう会(河内地区)」の会員ら4人が、日頃の活動内容や利用者の声などを紹介しました。

「地域社会を熟知するJAは介護事業が可能」と大石代表
活発な意見を交わしたパネルディスカッション