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■大豆で「食」学ぶ

 「夏休み!大豆パワーで元気な家族」と銘打ち、大豆を通じた体験学習会が8月22日、熊本市と玉名郡であり、親子連れらが大豆圃場や食品加工工場の見学、豆腐作り体験などで「食」に関する知識を深めました。
 九州農政局が、消費者と生産者、事業者との顔の見える関係づくりを進めようと開いたもので、熊本市などの小学生と保護者13組34人が参加。
 熊本市上南部で農作業を受託する㈱アグリともあいが生産する大豆畑では、参加者は大津隆満代表取締役社長(62)の説明で、小粒大豆「すずおとめ」(約12㌶)の生産現場を見学。地力低下による収量減を避けるため、堆肥や稲ワラが投入された土壌と減農薬で育つ大豆に関心を寄せていました。
 JA熊本市東部支店では、大津社長が講師になり、スクリーン(パワーポイント)を使って講話。地元の小学生を対象に、大豆の種まきから収穫、加工まで体験を通じた食育や納豆に加工して同市の学校給食で食べてもらうための取り組みなどを紹介しました。
 2人の息子と参加した同市坪井の安藤正美さん(38)は、「納豆は子どもも私も大好き。『給食の納豆はここの大豆』と聞き、感動した。食品はいつも国産を意識している」と話していました。
 親子らは、㈱丸美屋の豆腐工場(玉名郡和水町)と納豆工場(同南関町)も訪れ、豆腐作り体験や意見交換なども行いました。

「11月上旬に収穫」など大津社長の話を聞く参加者ら
子どもたちの収穫体験でのエピソードなどを紹介