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あぐりキッズスクール

JA熊本市は、子どもたちに体験を通して農業や食の大切さを学んでもらおうと本年度も「あぐりキッズスクール」を開校しました。
今年も女性部、青壮年部と協力しながら、来年2月まで田植えや稲刈り、トマトジュース作りなど年8回の開催を予定しています。

第5回 野菜の販売楽しみ

完成したポップを手に笑顔のスクール生ら

父母や担任職員らと一緒にバーベキュー

 JA熊本市あぐりキッズスクールの児童45人が10月15日、自分たちが販売する農作物の値札となるポップ作りや、調理実習などに取り組みました。
 スクール生らは苗植えや種まきをして育った野菜を、同JAが11月26、27日に開く夢未来農業祭で販売します。野菜の挿し絵を描いたりしてオリジナルのポップを作成。向山小4年の中川愛佳さんと有田日菜さんは「収穫して販売もできるのは楽しみ。たくさん買ってもらえるよう頑張ります」と話していました。
 JA女性部の協力により特産ナスを材料に「フライドナス」作りも体験。事前にスティック状に切ってもらったナスを、小麦粉と片栗粉が同量入ったビニール袋の中に入れてまぶす作業に取り組み、揚げたてのナスを味わいました。
 「ちゃぐりん」の時間では担任職員が講師となり果物について学習。実や花、種の組合せを線で結び、熟してから食べることなど野菜との違いも教わりました。昼食はJA飽田支店前の旧野菜選果場で、県産牛・豚肉のバーベキューを父母や担任職員らと一緒に楽しみました。

第4回 麦みそ造りに挑戦

「あったかい」と麦こうじと大豆を混ぜ合わせるスクール生ら

元気に質問に答えるスクール生

 JA熊本市あぐりキッズスクールの児童54人が9月17日、JA飽田支店で麦みそ造りに挑戦。みそ造り(3日間)の3日目の作業を体験しました。
 スクール生らはJA女性部の指導を受けながら作業。醗酵させた麦こうじに塩を入れて素手でほぐし、蒸した大豆とあめ(大豆の煮汁)を混ぜ合わせる作業に取り組みました。向山小5年の有田葉那さんと河添綾乃さんは「手がつるつるして気持ちいい。みそは食べるのが楽しみ」と笑顔で話しました。15日に女性部員らが沖新町の加工所で麦30㌔を蒸してこうじ菌をもみこんでおき、16日に大豆15㌔を洗って水に浸しておきました。機械でミンチ状にして密封保存し約2カ月後に完成するみそは、子どもたち全員に贈り味わってもらいます。
 食育教材「ちゃぐりん」を使った学習では、担任職員が夏野菜の種類などクイズを出題。元気に手を挙げて答える子どもたちに、「夏バテしないようしっかり食べてね」と呼び掛けました。
 昼食は女性部手作りのみそ汁と、県産素材の冷凍米飯で作ったおにぎりを会食しました。

第3回 バットの廃材でマイ箸作り

思い思いのマイ箸作りに取り組むスクール生ら

カラフルにできました

 JA熊本市あぐりキッズスクールの児童50人が7月17日、野球用バットの廃材を使ってマイ箸作りに挑戦しました。環境保護への意識を高めてもらい、食育にもつなげようと初めて企画。国際箸文化研究所熊本支部のメンバーらが指導しました。
 スクール生らは箸についてDVDを観て学んだ後、自分の手に合った箸の長さを計測シートで確認。専用のノコギリでカットし、切った部分を紙やすりで磨いて製作した。箸先の本うるしの上の部分をカラーペンでデザインし、約2時間の作業でオリジナルのマイ箸が完成。田迎小6年の竹崎綾夏さんと同4年の朋夏さん姉妹は「色使いに迷ったけどカラフルにできた。大切に使いたい」と満足げでした。製作したマイ箸は同研究所主催のコンテストにも出展予定。子どもたちには、色落ちしないようにコーティングを施してから9月の同スクールで配布します。
 ちゃぐりんの時間では担任職員が講師となり、味噌汁に入る具材を自分たちで考えて栄養価の高さなどを学びました。JA女性部員ら手作りの昼食は、キュウリやニンジンを使ったあっさり寿司と、大豆とシイタケのそうめん汁を味わいました。