あぐりキッズスクール

JA熊本市は、子どもたちに体験を通して農業や食の大切さを学んでもらおうと本年度も「あぐりキッズスクール」を開校しました。
今年も女性部、青壮年部と協力しながら、来年2月まで田植えや稲刈り、トマトジュース作りなど年8回の開催を予定しています。

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高校生アイデアが躍動!夢未来みかん料理コンテスト

 全国でも有数のミカン産地であるJA熊本市柑橘部会では、ミカンの新しい食べ方についてアイデアを競う「夢未来みかん料理コンテスト」を開催しています。9回目の開催となった今年は高校生の応募が多数を占め、そのレシピには斬新なアイデアが光っていました。

 ミカンの新たな魅力を発見し、更なる消費拡大を目的として企画。特産品のミカンや中晩柑を使った斬新なレシピを料理・菓子の2部門に分け募集しました。

 2月9日のコンテスト当日には、会場となる同市西区の河内公民館に、応募総数106通の書類審査を勝ち抜いた料理10点、菓子10点が揃いました。約8割は高校生が出願したもの。最優秀賞にあたる夢未来賞に輝いたのは、鮭をミカンジュースに漬け込み、ミカンの風味を詰め込んだ「鮭のみかん幽庵焼き」と、ミカンをクリームチーズと白あんで包んだ「クリームチーズみかん大福」を考案した高校生2人でした。「鮭の幽庵焼き」を考案した高校生の井上颯麻さんは「ミカンジュースに1日漬け込むことで魚の生臭さを消し、ミカンの風味を活かした。簡単に作れることも重視した」と話しました。

 料理研究家の西村直子氏、フランス菓子トワ・グリュの三鶴眞一シェフが中心となり、味、見た目、独創性や意外性の他、ミカンのおいしさを引き立てるような工夫があるかどうかなどを試食審査しました。菓子部門の審査をした三鶴シェフは「プロも思いつかないようなアイデアが出揃い、高校生の活気あふれる姿勢が輝いていた。コンテストを機会に、河内のミカンに愛着と誇りを持ってほしい」と特産ミカンの消費拡大に期待を込めます。

 同部会の木下由美女性部長は「コンテストに10代のアイデアが新しい風を運んできてくれた。優秀作品は、女性部の販促活動で活用するなどして、夢未来ミカンのPRにつなげていきたい」と抱負を語りました。

受賞者は以下の通りです。

◆料理部門

▽夢未来賞「鮭のみかん幽庵焼き」井上颯麻さん、▽特別賞「冷奴のみかんあんかけ」藤嶽璃胡さん、「ミカンストローネ」山内眞樹さん、▽審査員特別賞「オレンジソースグラタン」山本めぐさん

◆菓子部門

▽夢未来賞・審査員特別賞「クリームチーズみかん大福」藤吉遥香さん、▽特別賞「ふわふわみかんパンケーキ〜ミルフィーユ仕立て〜」松尾魁星さん、「夢未来あられ(シュガー味・ソルト味)」荒木喜久美さん

 

余った切り餅を劇的アレンジ!
余った切り餅を劇的アレンジ!
右から木下由美部長、夢未来賞に輝いた井上颯麻さん、藤吉遥香さん、田中安代副部長
右から木下由美部長、夢未来賞に輝いた井上颯麻さん、藤吉遥香さん、田中安代副部長
プロの料理研究家やシェフ、生産者らが審査しました
プロの料理研究家やシェフ、生産者らが審査しました
主婦の知恵が詰まったミカンストローネ
主婦の知恵が詰まったミカンストローネ
夢未来賞(菓子部門)「クリームチーズみかん大福」
夢未来賞(菓子部門)「クリームチーズみかん大福」
夢未来賞(料理部門)「鮭のみかん幽庵焼き」
夢未来賞(料理部門)「鮭のみかん幽庵焼き」


平成最後の熊本城マラソン・JA産農産物提供で盛り上げ

 約1万4千人のランナーが熊本市中心部を力走した「熊本城マラソン2019」が2月17日、澄み渡る青空の下、開催されました。ひたむきに駆け抜ける挑戦者たちに、沿道からは絶え間ない声援が送られ、旧城下町一帯は終日大盛り上がりでした。 

 JA熊本市からは、JA役職員・女性部・生産部会約130人が給食・給水ボランティアに参加。女性部が結成した「おもてなし隊」が、熊本城二の丸広場で自慢の手作り味噌100キロを使った味噌汁を振る舞い、平成最後の一大イベントを盛り上げました。

 用意した農産物は、イチゴ「ゆうべに」8000食(一部、熊本県青果物消費拡大協議会提供)をはじめ、ミニトマト90キロ、「くまさんの力」のおにぎり4000個、ナスとトマトの味噌汁3000食。JA熊本市茄子部会女性部によるナスゼリーやナスのからし漬けの他、らくのう牛乳や熊本果実連のミカン・デコポンジュースを提供しました。

 職員や生産者がランナーに声援を送りながら提供しました。京都から来たというランナーは「ここ(飽田支店前の給食所)のイチゴの味を求めて、毎年マラソンに参加している。ありがたい」と笑顔で話し、颯爽と駆けていきました。
職員が一つ一つ真心込めて準備しました
職員が一つ一つ真心込めて準備しました
さっぱりとしたミカンとデコポンのジューシーを提供
さっぱりとしたミカンとデコポンのジューシーを提供
大人気のナスゼリー
大人気のナスゼリー
つやつやのミニトマト
つやつやのミニトマト
一番最初に品切れとなったイチゴ「ゆうべに」
一番最初に品切れとなったイチゴ「ゆうべに」


春のアスパラガス出番・JA熊本市高木幸洋さん

アスパラを収穫する高木さん
アスパラを収穫する高木さん

 JA熊本市管内では、2月16日よりアスパラガスの出荷が始まった。熊本市東区沼山津地区に住む高木幸洋さん(39)は、JA管内で唯一、アスパラガスを出荷しています。高木さんのハウスには、春芽が静かに収穫の時を待っていました。

 現在、20アールの無加温ハウスで、「グリーンアスパラ」を栽培する高木さん。「今年は暖冬だったため、例年に比べ生育が早い。春芽の出荷も10日ほど早まっています。変動的な気象状況の影響も比較的なく、栽培しやすい年だった」と生育状況を振り返ります。

 春のアスパラガスは前年の夏から秋にかけて、太陽の光をたっぷり浴びてつくられた栄養を蓄え成長します。春はまだ気温が低いため、根に栄養を貯めこんだ太い芽がゆっくりと伸び、甘味の強いアスパラガスが収穫されます。高木さんは「しっかりと生育が進んで、美味しいアスパラが出来上がっている」と太鼓判を押します。

 高木さんがアスパラガス栽培を始めたのは12年前。永年両親が続けていたバラ栽培において、燃料資材高騰の影響や栽培労力等を考え、作業効率を重視しアスパラガス栽培に転向しました。高木さんは「栽培についてはインターネットや栽培本などを活用している。手探りでも、ひとつひとつ自分で考えながら栽培をしていくことは楽しくもある」と、JA管内で唯一アスパラガスを出荷していることを前向きに捉えていました。

 今後3月から4月上旬にかけ春芽の出荷最盛期を迎え、夏芽が10月下旬まで続きます。アスパラガス栽培の他にも、農事組合法人秋津営農組合の組合員として、米・麦・大豆の栽培管理・収穫を行っている高木さん。春の訪れ共に、忙しい1年が始まろうとしています。


アリウム・出荷順調に花出揃う

 全国でも有数のアリウム産地であるJA熊本市西部花卉部会が栽培するアリウムの出荷が順調に進んでいます。1月23日は「クレイジービーンズ」「ブルーパフューム」などが出揃い、関東・関西地方に向けて出荷しました。

 今年産は暖冬の影響で生育が前進傾向にあるため、例年に比べ若干出荷が早まっているが、品種を調正することで6月までの長期出荷を予定します。2月上旬からは「グリーンベリー」、中旬から「踊る丹頂」、4月下旬から「サマースプラッシュ」を出荷する予定です。

 フラワーアレンジや花束にアクセントを加える花として年々人気を高めつつあるアリウムは、花茎に独特の曲がりをつける特殊な栽培技術が求められます。3年前に菊栽培からアリウム栽培に切り替えた同部会の中村寿人さん(76)は、「菊栽培を40年以上続けていたが、栽培労力等を考える上でアリウム栽培に転向した。栽培面で覚えることが多いが、ベテランの部会員らと小まめに相談しながら、順調に栽培できている。生きがいのようなもの」と笑顔で話していました。

 中村さんは、現在約15アールのハウスで6品目を栽培しています。連日出荷作業で大忙しで、1月25日は「グリーンベリー」13ケース(1ケース・50本)を出荷しました。中村さんは「部会の共販体制を盛り上げるため、安定出荷に努めたい」と意気込んでいました。

 同部会は、昨年生産者1人が新たに加入し、5人の生産者が現在約1・3ヘクタールで約8品目を栽培しています。毎月1回の現地検討会や栽培講習会を通して、品質向上に取り組んでいます。また、部会のブランド確立に向けて新商品の提案も積極的に行っています。市場や関係機関と連携しながら、有利販売に努め、総出荷50万本を目指します。
中村寿人さんと妻の京子さん
中村寿人さんと妻の京子さん


シャリ感十分・小玉スイカ出荷スタート

収穫を進める桂さん
収穫を進める桂さん

 JA熊本市東部スイカ部会小山戸島支部では、1月29日から小玉スイカの出荷が始まっています。今年産もシャリ感・糖度とも十分で、仕上がりとなっています。同市東区の桂富士夫さん(63)の60アールハウスでは、連日収穫作業で大忙しです。桂さんは「2018年産は台風等の影響がなく、冬場の天候も温暖で安定していたので、病害も少なかった」と振り返ります。

 同支部では、生産農家5戸が無加温ハウスで栽培しています。品種は「スウィートキッズ」「ひとりじめ」を中心に、主に関東方面に出荷しています。18年産初出荷となった29日は、45ケース(1ケース約8キロ、5〜6玉)(前年比6割増)が出揃い、順調に出荷をスタートしています。今後は早出し果を週2〜3回のペースで出荷し、2月中旬までに約1300ケースを計画しています。

 「温暖な気候が続き、生育が順調に進んでいるが、過剰な加温は病害を招くので、温度管理を徹底しながら、着果に合わせた安定供給を心掛けたい」と桂さんは意気込みを語ります。

 小玉スイカは、糖度12度前後で、果皮が薄く、大玉スイカに近いシャリシャリ感、冷蔵庫に丸ごと入る直径約15〜20センチ、約2キロの大きさで人気を集め、冬場の贈答用などで需要が増えています。3月下旬からは春物の出荷が始まり、5月中旬まで続きます。