あぐりキッズスクール
JA熊本市は、子どもたちに体験を通して農業や食の大切さを学んでもらおうと「あぐりキッズスクール」を開校しました。
今年も女性部、青壮年部と協力しながら、田植えや稲刈り、野菜や果物の収穫体験などの開催を予定しています。
JA熊本市北部支店管内のキュウリ栽培農家10戸は、全戸で環境制御システムの導入に乗り出し、収量・品質の向上を目指し、技術の確立及び普及・定着を図っています。
導入のきっかけは、消費者ニーズに即した安定供給の実現が必須課題にあることと、年々高齢化や担い手離れが進み、農家の戸数や施設面積が減少する中、農家の負担軽減と収益率増加の必要性が高まったことです。より効率的な栽培環境を整えていくために、JA営農指導員が中心となり推進していくことを決めました。
現地検討会や指導員による圃場巡回を増やし、導入の利便性や活用方法の説明を重ねてきた結果、導入農家は昨年よりも2件増加。収量も10アールあたり15トン(前年対比15%増)に増加しました。JAの上原拓也営農指導員は「目標収量は20トン。確かな成果を基に、未導入農家への普及推進を続けたい。システム化が進むことで、周年安定供給を実現したい」と話します。
導入3年目の中山暁雄さん(31)は「天気予報や自分の感覚を頼りに栽培してきたが、環境測定を行うことでハウス内環境の善し悪しが数字でわかり、管理が行き届くため、病気の発生も少なく年々収量の増加に繋がっている」と効果を実感した様子でした。中山さんは「環境制御を活用しながら、収量だけでなく、品質・秀品率をあげていきたい」と展望します。 |
定期的に開催する現地検討会の様子 |
環境制御の装置 |
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