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Vol.19 2014 SPRING

「特集」くまもとの食今が旬のおいしい食材「たまねぎ」
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特集

お日さまの光をたっぷり浴びてみずみずしく美味しく育った玉ねぎです。

「まずは食べてみらんね」。さっきまで埋まっていた採れたて玉ねぎを、ポンと手渡した西田恭さん(56歳)。
薄い皮をむくと、白く艶々と輝く玉ねぎが顔を出し、口に入れると甘味が広がり思わず笑みがこぼれます。
「『美味しい』の声が仕事のやりがい。それが聞きたくて、作った野菜を知り合いに配って回りよるとですよ。」と西田さん。
この日は収穫真っ最中。地域の施設(ゆたか学園)の方々が作業に汗を流していました。
「地域交流を兼ねて、苗植えや収穫など人手が欲しいときに手伝ってもらっています」。
西田さんは3年ほど前に、調理師から転身。キツイと思っていた農業だったが、実際に始めてみると
太陽の下で土をいじる楽しさにはまったとか。「青空の下はとっても気持ちがよか。勤め時代に比べて
ストレスは無くなりました」と日焼けした眩しい笑顔で話します。
現在は、玉ねぎのほかに、米、レタス、枝豆、栗南瓜などを作っています。

「仕事をしない日も1日に1回は畑に行って、玉ねぎの様子を見ないと気がすまない」と話す西田さん。
葉の色から玉ねぎの生育状況を確認するそう。
一日の作業内容を決めるときも、葉の色で判断します。また、雑草が生えると玉ねぎの栄養分が取られてしまうので、
草取りは毎日の日課です。

そんな西田さんのこだわりは有機栽培。無農薬にすると手間とコストが見合わないのが現状です。
「有機栽培を基本に、化学農薬の力を借りながら作っています。化学農薬を減らすことは、野菜本来の美味しさを引き出し、
農家のコストダウンにもつながるんよ」。特に、有機栽培で作られた葉物野菜は、味の違いがすぐにわかるそうです。
より美味しい玉ねぎを目指し、農業研修・勉強会・書籍などで知識を深めています。
雑草対策に植えるレンゲを土に混ぜ来年の肥料として利用したり、堆肥に籾殻を混ぜて水持ちを良くしたり、
良いと思ったことはなんでも実践しているそう。
「家庭菜園をしているなら、コーヒーかすを乾燥させてかけると肥料になりますよ」と教えてくれました。
「玉ねぎは“苗半作”と言われるくらい苗が大事。苗から作っていますが、まだまだ納得のいくものはできないですね」。
西田さんは、これからも目標に向かって、日々挑戦し続けていきます。

 
 
 

 

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